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『ドリーム』観ました 感想・ネタバレあり

投稿日:2017年10月21日 更新日:

映画『ドリーム』を観ました。

原題:Hidden Figures
製作年:2016年 製作国:アメリカ

あらすじ
1961年。ソ連との熾烈な宇宙開発を繰り広げる、NASAの研究所には、ロケットの打ち上げに必要不可欠な「計算」を行う黒人女性たちのグループがあった。その一人、キャサリンは天才的な数学の才能により、宇宙特別研究本部のメンバーに抜擢されるが、白人男性だけのオフィス環境は、劣悪そのものだった。同僚のドロシーやメアリーも、「黒人」であり「女性」であるからという、理不尽な理由でキャリアアップを阻まれてしまう。それでも、ひたむきに夢を追い続けた3人は、NASAの歴史的な偉業に携わり、自らの手で道を開いていく…。

この映画、確か以前は『ドリーム 私たちのアポロ計画』という邦題がつけられていました。
予告を観て、
なんだよ、このもったいない邦題はーーー!!!
と、衝撃を受けたのが、この映画との出会い。

しかも、アポロ計画は映画の内容とは関係ない、との批判も集め、
その後、『ドリーム』に変更されるという、紆余曲折あった模様の日本公開。
ドリームだって、そんなキラキラした邦題をつけるくらいなら、
原題のままだっていいじゃないか、と思う。
(もしかして、ドリームガールズ意識させてる?)
邦題のセンスの無さに、なんだか泣けてくる。

ともあれ、ずいぶん前から楽しみにしていた映画『ドリーム』を観てきました。

この映画は、アメリカの宇宙開発史に実在した"知られざるヒロインたち"の物語です。

アランが出演した『大統領の執事の涙』を観るまで、
黒人への差別って、社会の教科書の中の出来事のようで、いまいちピンと来ていなかったのですが、
この映画は、その差別が残るアメリカでのお話。

トイレも、食堂も、図書館の書棚も、白人用と非白人用に分けられていたなんて、
今考えると理不尽すぎる世界。
でも、それがまかり通っていた世界。
「黒人であるから」さらに「女性であるから」と、正当な評価をしてもらえない世界。

NASAにはたくさんの優秀な黒人女性が働いています。
コンピューターが導入される前は、計算を行って、宇宙開発を支えていた彼女たち。
それでも、非常勤扱い。お給料も白人ほどもらえない。
そんな世界が、丁寧に描かれています。

ヒロインたちに立ちはだかるのは、困難ばかり。
それでも、家族を愛し、仕事に誇りを持ち、キャリアを磨く彼女たちは、
とってもパワフルでかっこいい!

愚痴を言ったり、打ちのめされたり、感情が爆発したり。
でも、どうしたら自分たちの手で新しい扉を開いていくことができるのか、
常に考え、行動にうつす、そのエネルギッシュな姿に、
たるみきっていた私の意欲も、刺激されたりされなかったり…。

これが実話だって言うんだから、
本当に彼女たちは素晴らしい存在。
彼女たちをはじめとする、先人たちが、こうして戦ってきてくれたから、
私たちは今の幸せを享受することができるのですね。

ヒロインたちのファッションもメイクも、とってもかわいい♡

音楽は、全編ファレル・ウィリアムスの書き下ろし&プロデュースという、豪華さ!

そして、優秀な上司であり、愛情あふれるお母さんであるドロシーを演じたオクタヴィア・スペンサー。
彼女の慈愛に満ちた表情、
おちゃめな表情、
仲間を励ますキリっとした表情、
すべてが深いっっ!必見です。

お仕事で、心がすり減った時に、是非見たい一本。
心が元気になれる映画でした。

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