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『世界一キライなあなたに』観ました 感想・ネタバレあり

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映画『世界一キライなあなたに』を観ました。

原題:Me Before You
製作国:イギリス・アメリカ 製作年:2016年

あらすじ
ファッションが大好きなルー(ルイーザ)。失業をきっかけに、新たに就いた職は、交通事故で車椅子生活を余儀なくされた、青年実業家・ウィルの介護兼話し相手をする、半年間の期間限定の仕事だった。生きる希望を失っていたウィルは、当初はルーに冷たく当たる。しかし、やがてルーの明るさがウィルの心を溶かし、二人は心を通わせるように…。

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以下、感想&ネタバレも含まれます。

邦題から、ありがちなラブコメだと思っていました。
隙間時間に、軽ーい気持ちで、なんの前情報も入れずに観たのですが…。
これは…!気持ちを揺さぶられる要素がたくさんありすぎる映画でした。

舞台となっているのが「イギリスの田舎」とのことですが、
ルーやウィルが暮らす街が素敵すぎる♡

ウェールズのペングローブという街がロケ地となったようですが、
こんな田舎ならずっと住みたい!
ウィルは、この田舎町の名家の息子なのですが、ウィル一家が暮らすのは、なんとお城!
ダウントンアビーか!(あ、ダウントンアビーのベイツ役ブレンダン・コイルも出演しています)
日本では、いくらご名家だってご自宅って、せいぜいとてつもない豪邸じゃないですか。
お城って…!
ヨーロッパでは、未だに、僕んち実家、城!ってある話なんでしょうか。そこにカルチャーショックです。

それから、ルーのファッション!
とってもキュートです。靴も髪型もいつもかわいい!

ルーが実家の家計を支えてるという設定だったので、いつもいつもかわいい服を着ているのには若干の違和感ですが、
貧しい中でも、気持ちを負に向けないルーの前向きな性格が表れているようで、好き。
ウィルからは、奇妙な格好だの、ババくさいだの、散々な言われようですが、
かわいいよ。現代アートを観ているみたい。
柄オン柄を、こんなにキュートでラブリーに着こなせるの羨ましすぎる。
ルーの表情も、素敵でした。
くるくる、よく動く眉毛(と目)。
感情がストレートに表情に出ていて、それにあわせたなんだかコミカルな身振り手振り。
あー。かわいらしいなぁ。
その豊富な表情を、ウィルがいつもこっそり盗み見し観察しているのも好き。

それから、良いシーンにエド・シーランの音楽が使われている!
イギリス人シンガー・ソングライター、エド・シーランが大好きなのですが、
この作品の中で使用されているのはノーチェックでした。
しかも2曲も!

使用されているのは、Thinking Out Loud とPhotographの2曲。
ナイスチョイスです…♡

ついでに、ハリー・ポッターシリーズのネビル役でおなじみ、
マシュー・ルイスも出演していましたよ。

軽い気持ちで観てしまったけど、思わぬ喜びがたくさんあって、うれしい作品でした!

ルーは、おしゃべりで明るくて、人のことを嫌いになったことがない、正直者の庶民派女子。
一方のウィルは、事故前は、バリバリ仕事をする、冷徹でリア充なイケメン。
事故後は、生きる気力を失い、傲慢さ全開で、変わり果てた自分を受け入れることに苦しむイケメン。
両極端なふたり。
そんなふたりの心の距離の縮め方も、ささやかだけど力強くて、心地よく感じました。

以下、物語の核心的なネタバレに触れますので、ご注意を。

ウィルは、脊髄損傷を負い、回復しない自分の身体を受け入れることができない。
夢の中では、昔の自分に戻り、朝起きた時に、まだ生きていることに絶望をする。
ウィルは、半年間という猶予を定め、自らの命を絶つ尊厳死を選ぶことを決めていた。
ルーと心を通わせるようになってからは、ルーのために頑張る気持ちを持てるようになるが、
やがて自分がルーの負担となり、ルーの可能性を狭めてしまうことに耐えられない。

ルーは、ふとしたことからウィルの選択を知ってしまい、
人生最後の時を彩ろう、そして楽しみをみつけられたら、思い直すのではないか、と希望を持って、
ウィルをさまざまな場所へ連れ出す。
その中で、心を通わせ合い、私が幸せにする、とウィルを説得する。

普遍的なハッピーエンドなら、奇跡的にウィルの身体が回復するとか、
ウィルとルーは寄り添いあいながら、幸せに暮らした、とか、
いろいろな終わり方を用意できたはず。

でも、この作品の中で、ウィルの決断は変わらない。
このエンディングゆえ、公開当時は賛否両論が巻き起こったそうです。

もし自分がウィルの立場だったら、愛する人が自分のためになにかを犠牲にしていく姿は、本当につらいだろう。
自分でできたことができなくなってしまうことを受け入れることは、私だってできそうにない。
ウィルの決断を、頭ごなしに否定することはできない。

でも、もしルーの立場だったら。
生きて、そこに存在してくれていて、あたたかい体温を持っていた愛する人が、
この時を境に、動かなくなって冷たくなっていくさまを見守ることなんてできない。
それが彼の愛なんだ、って思ったって、生きていてくれることが全てだって思ってしまう。
お喋りをして、手に触れて、そういう当たり前のことをずっとしていたい。

受け入れて見守ったルーは強いし、
落ち着くな、シマシマの脚を誇れ、
との言葉を残してルーの人生をプッシュするウィルも強いけど、
私は辛かった。
尊厳死、という選択を、初めて考えさせられた作品でした。

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