海外映画

『ザ・サークル』観ました 感想・ネタバレあり

投稿日:2017年11月15日 更新日:

映画『ザ・サークル』を観ました。

原題:The Circle
製作年:2017年 製作国:アメリカ

あらすじ
ユーザーのあらゆるデータを蓄積し、世界ナンバーワンのシェアを誇る超巨大SNS企業「サークル」。憧れの「サークル」に採用された新入社員のメイは、あることがきっかけでカリスマ経営者のベイリーの目に留まり、新サービス「シーチェンジ」のモデルケースに大抜擢される。「サークル」が開発した超小型カメラによって、自身の24時間を公開することとなったメイは、あっという間に1000万人を超えるフォロワーを集め、アイドル的な人気を博していくが……。

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公式トレイラ―はこちら

序盤は、キラキラした企業のキラキラした働き方が、ふんだんに出てきます。
プールにドッグヨガ、パーティにBBQ!
わぁ♡私には縁がなさそうなキラキラ感!
と、現実的な別世界を覗くように、ふわふわ楽しんでいるのですが、
ストーリーは徐々にシリアスな匂いを感じさせ始めます。

社内は当然のようにSNSで繋りあっている。
ネットやSNSは課外活動ではなく、コミュニケーション。アクティビティを楽しみ、それをシェア。
実際に会っていても、メールしたよ、とネットを通じての会話。
ん?なんだかこれリアルな世界でも感じるやつ…。

最初は、ちょっと抵抗を感じていた、エマ・ワトソン演じるメイも、
だんだんとその世界を受け入れ、違和感を感じることもなくなり…

そして、シーチェンジと名付けられた小型カメラが、世界中の目となるプロジェクトが、トム・ハンクス演じるカリスマ経営者ベイリーによって進められていきます。

人は見られているとわかると、悪い行いをしない。
秘密はウソである。
だから、全てを曝け出して、オープン性を追求すれば、
人は皆、善い行いをする。犯罪も起こらない。
そんな極論を纏って、自らの24時間を全世界に配信するメイ。

まるで洗脳かのように、メイの考え方を導き、駒として仕立てあげる、ベイリー。

自らの24時間を配信することで、ネット上での知名度を上げていくメイ。
そして、それに反比例するように、メイから離れていく、リアルな繋りの人々。

やがてプロジェクトは、シーチェンジからソウルサーチへと進み、
世界中に取り付けられたシーチェンジのカメラやネットを駆使し、探したい人を、直ちに探すことができるように…。

世界中が世界中に監視されている。
プライバシーがあったのは、もう過去の話。
なにこの世界…と、恐怖を覚えますが、
これって、実はもう既にリアルな世界でも起こっていることだったりしますよね。
ネットに、自らを曝け出すことに対するハードルって、きっと日々低くなってる。
ネットで人を探すことって、きっと思うより簡単なはず。

実は、この世界は既にITサスペンスに満ちている、と気づき、背筋がヒヤリとなる作品です。
私は、スマホやPCのインカメラを、覆いたくなる衝動に駆られました!(なぜ!)

この映画の感じ方は、普段どれ程ネットと関り合いながら生活しているのかによって、本っ当に変わってくると思います。
ネットでいくら有名になっても、
実際に側にいてくれる人との時間の暖かさには叶わない。
と、私は思うのですが、
皆さんはどのように感じるのでしょうか??

エマ・ワトソンは、今作でも、勇敢で賢明な女性を演じています。似合うなー、こういう役!
でも、むっっっちゃダメダメな女の子を演じるエマも観てみたい…!
それにしても、Tシャツ+パンツでも美しいってどういうこと!
それから。
トム・ハンクスの、理解のある上司、良い奴っぷりを装った、黒い人格の演技にゾクゾクします…!

ビル・パクストンの遺作となってしまった今作。
愛情あふれる父親のあたたかい演技が、とっても素敵で、
あぁ。こうやって素敵な俳優さんたちを、見送らなくちゃいけないなんて、なんて悲しいことなんだろう。

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