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『50年後のボクたちは』観ました 感想・ネタバレあり

投稿日:2017年10月16日 更新日:

映画『50年後のボクたちは』を観ました。

原題:Tschick
製作国:ドイツ 製作年:2016年

あらすじ
学校では目立たず、変人(サイコ)扱い。両親との関係もぎこちないマイク、14歳。ある日、目つきが悪く、変な髪型でおまけに二日酔い、という、とんでもない転校生チックがやってくる。
夏休みになり、突然チックが青いオンボロのディーゼル車“ラーダ・ニーヴァ”に乗って、マイクの家にやってきた。
2人は、チックの祖父が住んでいるという、“ワラキア”を目指して旅に出ることに。
やがてこの旅は、二人にとって忘れられないものになっていく…。

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思ってみれば、英語もしくは日本語でない映画を映画館で観たのは初めてかも!
日本の映画館って、日本の映画かアメリカの映画の上映が圧倒的に多いですもんね。特に地方都市の映画館なんてなおさら。
そんな環境の中、この素敵な映画に出会えたのは、ラッキーでした。

この映画の原作は、ドイツ国内で220万部以上を売り上げ、26カ国で翻訳される大ベストセラー小説「14歳、ぼくらの疾走」。ドイツ児童文学賞ほか幾多の賞を総なめにするなど、世界中で愛される小説です。
読んだことないんだけど、kindleで読んでみようかな。

かつて14歳だった、すべての大人たちへ贈る、
疾走感と切なさがつまったロードムービー
とのことですが。
うんうん!わかる!懐かしさと切なさを感じることのできる映画でしたよ。

女子は特にそうかもしれませんが、学生の頃ってクラスカースト、ありましたよね。
学校だけが、生きる世界で、そんな狭い世界の中を、いかにして沈まず、浮きすぎず、泳ぎ切れるか、みたいなことが重要だった学生時代。
大人になって、少しずつ世界が広がっていく中で忘れかけていた、ちくりと胸が痛むような悩みを思い出しました。

心が優しくて、顔もかわいらしいのに、サイコと呼ばれ、クラスでハブにされているマイク。
みんなから「ヤバい奴」認定されている、転校生のチック。
一見、意気投合しようもないほどかけ離れたふたりにも思えるのですが、
ふたりが一緒に過ごす時間が、すべて愛しい!

14歳のふたりが、スムーズにマニュアル車を運転して旅をできるはずなんてなく、
さまざまなトラブルを引き起こしながらの道中。

破天荒なチックの行動。
おそるおそる、しかし徐々に自分の枷を外して楽しみだすマイクの、楽しそうな表情。
終始、はらはら、どきどき、ほろり、ちくり、と感情が揺れ動く、気持ちの良い映画です。

クラスのマドンナ、タチアナの誕生日パーティ。
招かれていないのに、誕生日プレゼントを渡すため、乗り込んだふたりのシーンは、痛快で、
でも、ちょっと切なくて。
このシーンから、一気にマイクが(そして私も)チックに惹きこまれていくように思います。

旅の途中で離ればなれになったふたりが、
無事に再会するシーンは、私もとってもうれしくなって。

起こる出来事が、すべて魅力的でおもしろくて、パワーに溢れています。
この映画を通してなにかを学べ!的な押し付けがましさも全くなく、
(ちなみに、この映画のメッセージは、「あまり考えすぎるな、ただ動け。ただ動くんだ」だそう)
映像も、美しくて、ただぼーっと眺めているだけでも癒されそう。

そして、なんといっても音楽の存在感がすばらしいの!
観客も一緒に旅をしているかのように感じる、そして時には笑っちゃうような、音楽の配置、選曲、すてき!
「全ての小説が『50年後のボクたちは』のように映画化されるべきだ」と絶賛されたそうですが、(誰に?)
まったくもってその通りです!

むっちゃ個人的には、
主人公のひとり、マイクがかわいくてかわいくて、たまらなかったー!
憂いを帯びた表情とか、ぱぁっと花開く笑顔とか、
もう、きゅん♡が止まりませんでした!笑
鑑賞後、何度も思い返しているうちに、少年セブルスに重なって見えてきたり…^^;
なんでも、ハリポタ、アラン、セブルスに結び付けそうになる自分、気持ち悪い。

そうそう。まったく本筋には関係ありませんが、
ハリー・ポッターの話題も出てきたよ。
完結からもう10年も経つのに、海外の子どもたちには未だに浸透しているのですね。
管理人・なぁこは、先日、小学生に
「このニワトコで最強の杖作ろうか♪」
と持ちかけたら(どんなシチュエーションだ)、
「なに言ってんの?意味わかんないんだけど」
的な冷めた目でみつめられたことを思い出し、
改めて、海外との文化の違いを感じたのでした。

なにはともあれ、素敵な映画でした。

主演マイクのかわいらしさは、おうちでも何回も繰り返し観たくなる…!

名匠と呼ばれるファティ・アキン監督の「ソウル・キッチン」も観てみたくなったよ。
きっとこちらも素敵な作品でしょう。

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