アラン・リックマン

『ウインター・ゲスト』観ました 感想・ネタバレあり

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映画『ウインター・ゲスト』を観ました。

原題:The Winter Guest
製作年:1997年 製作国:イギリス

あらすじ
2月の凍てつくような寒さのスコットランドを舞台にした、オムニバス形式の作品。
半年前に夫を失い、喪失感から抜け出せない写真家・フランシス。そんな娘を心配し、世話を焼く老母エルスペス。
偶然の出会いから、学校を休む羽目になり、共に時間を過ごすフランシスの息子・アレックスとニータ。
友人の葬儀に向かうため、バスを待つ老婦人、リリーとクロエ。
学校をサボって外で遊ぶ少年、サムとトム。
なにか大きな出来事が起こるわけではない、4組の「ふたり」の、とある冬の日を描いた作品。

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アラン・リックマンの初監督作品。

この映画を観たとき、
なんとも言葉にできないような気持ちを抱きました。

静かに、静かに物語が進んでいって、
本当に静かに、そっと登場人物たちの心がやわらかくなっていく、ただそれだけなのに、
力強さや、光を感じることのできる作品です。

この映画を観て思い出すのは、
祖父母宅に流れる、時間。
庭の花に水をやる祖父、玄関の掃き掃除をする祖母の影や音。
縁側の日向で新聞を読む祖父、みかんをむく祖母。
あずきバーを食べよう、でも硬いから、少し溶かしてから食べるのが一番いいんだ、
と言いながら、日向でアイスが溶けるのを待つ時間。
あぁ、なんてことはない日常だ。でも、美しい日常。

ありふれて、他愛ない毎日の積み重ねが、
実はとっても愛おしい。
そんなことを思い出させてくれる映画でした。

こんな映画撮っちゃうなんて、アランってなんて人なんだ!
また惚れたよっ!

徹底的に寒い!!!と感じさせるような、冬のスコットランドの描写も見ごたえがあります。
凍る海は、CGを駆使して表現したそうですが、
それ以外の描写も、観てるだけで爪先や指先、鼻の頭が痛くなるような寒さ。
登場人物たちの、孤独を際立たせています。

その寒さの中、少しずつ、人々の心が寄り添うストーリーが、
厳しくて辛い、でもやがて春を迎えるこの季節と、とてもマッチしていました。

フランシス役には、エマ・トンプソン。そして彼女の実母であるフィリダ・ローが母エルスペス役を演じています。
本当の親子だからこそ出せる、空気感。
干渉しないで、うっとおしいな、といった娘の感情や、
娘のことが心配で心配で、ついつい世話を焼きたくなっちゃう母の気持ち、
うまくかみ合わないけど、お互いとってもたいせつに思いあってる、って表現が、素敵でした。

私は、老婦人ふたりのお話が好きだったな。

ちなみにちなみに。
アランも出演しています!
ほんの一瞬だし、顔もしっかりとは映ってないけど、
あの乙女な動きは、絶対アラン!!!笑
皆さんも、どこに出ているか探してみてください☆

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-アラン・リックマン

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